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以前を超える絵を
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    12月初旬締め切りの、とある画廊の招待展へ出すことになった。
    画廊からは『対』というテーマを与えられていて、それに沿った絵を描くようにも言われている。

    2年程前にその画廊で展覧会をやったことがあるのだが、その時にいいと言われた絵が一枚ある。
    それを超える絵を出さないといけない、そう思って毎日を過ごしていた。

    お題は色々と解釈して、何とかこれでいこう、という自分なりの『対へのテーマは出来上がった。
    しかし、どうしても以前出した絵を超えなくては、ということが頭からこびりついていてとても苦しかった。
    思考も停止してくるし、手も動いてこないし、描いても納得がいくものは一枚もない。
    お風呂に入っているときも、寝ている時も、ご飯を食べているときも常に考えていた。
    頭がいっぱいで、ついに苦しくなってきたのだが、ふと思考が転換した。

    べつに、以前がよく描けたとしても、今回努力してみてダメであってもいいじゃない。
    勿論、いい絵を出すのがいいに決まっているけれど、超える絵を目指しても自分の描く喜びが失われて却って描けなくなるようであれば、根本の意味がずれてくるのだから。

    こんなことを思えた瞬間、本当に不思議なほど気が楽になった。
    すると、思いついたテーマに関する絵が次々と頭に浮かんでくるようになった。

    なんだ、単純な話だったのね。

    『いい絵』とか『気に入った絵』というものは客観的尺度としては一応共通したものがあるものの、主観的に考えると生きている間にそれを現実に手に入れるには到底無理に近い話であることと自分は思っている。描けば描くほど求めるものは大きくなるからだ。

    まだまだ道のりは長くて、ジャンプしていかなくてはならない高さもあるが、自分の手を見つめて、画布を見つめて、一つ一つまた頑張って行こう、と改めて思った。

    というわけで、今からまた机に向かいます。
    がんばろうっと。




     
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